来たる12月23日、WBAミドル級チャンピオンの村田諒太選手(33)は、初防衛戦を控えています。
🏆#FUJI_BOXING🏆#村田諒太 vs #スティーブン_バトラー<#WBA世界ミドル級タイトルマッチ>🥊12月23日(月)夜7時から #フジテレビ 系列で全国ネット生中継が決定🔥https://t.co/my8rISjwCI pic.twitter.com/tifHmIRDur
— フジテレビ☆スポーツ (@fujitv_sports) November 1, 2019
防衛戦の相手は「スティーブン・バトラー」選手。
WBAランキングは9位、WBOで1位につけるカナダ出身の24歳の強打者です。
世界王座の防衛戦の相手にイージーな相手はいませんが、今回はこのスティーブン・バトラー選手の戦績やプロフィール、村田選手との試合の勝敗を予想していきたいと思います。
バトラー選手ですが、正直、戦績や強さは村田選手に引けを取りません!
23日の試合を楽しむ為にも是非チェックしてくださいね!
スティーブン・バトラー プロフィール
それでは、スティーブン・バトラー選手のプロフィールを紹介していきたいと思います。
War ready 🐅🔥 @EOTMVD
戦争準備 🐅🔥 pic.twitter.com/27ehnSisRn
— Steven Butler (@BangBangButler) December 10, 2019
名前 スティーブン・バトラー(Steven Butler)
生年月日 1995年9月2日(24歳)
出身地 カナダ ケベック州モントリオール
ニックネーム BANG BANG
身長 6′0″/ 183cm
リーチ 203㎝
階級 スーパーウェルター級→ミドル級
構え オーソドックス
獲得タイトル
IBFスーパーウェルター級ユース王座
IBF北米スーパーウェルター級王座
WBCフランス語圏ミドル級王座
IBOインターナショナルスーパーウェルター級王座
WBCインターナショナルミドル級王座
スティーブン・バトラー選手は12歳の頃にボクシングを始め、最初はそこまで真剣に打ち込んではいなかったそうです。
ですが、16歳になり「自分は何がしたいのか、人生において誰になりたいのか」と深刻に考えた結果、「ボクシングで世界チャンピオンになりたい、伝説になりたい」と思うようになり、真剣にボクシングに打ち込むようになりました。
バトラー選手はプロの戦績はもちろんですが、アマチュアの戦績も豊富で、なんと『51勝4敗』と、驚異的なレコードを誇っており、18歳で最年少カナダ王者にも輝きました。
また、祖父のマーシャルさん(故人)も後の世界王者にも勝ったこともあるウェルター級のプロのボクサーで、バトラー選手自身は家庭では3歳と2ヵ月の2人の息子を持つパパでもあります。
スティーブン・バトラー 戦績
次に、スティーブン・バトラー選手の戦績について紹介していきます。
2014/03/28 ○1RTKO ジャン・フランソワ・プルード(カナダ)
2014/05/22 ○4R判定 3-0(40-35、40-35、39-36) ルーディ・レネ(カナダ)
2014/06/13 ○1RKO ミカエル・マチュー(仏)
2014/08/22 ○2RTKO シルベスター・ウォルザック(ポーランド)
2014/09/27 ○2RTKO バーナード・フォリーア(仏)
2014/10/11 ○4RTKO バレリエス・ポドジャヒンス(ラトビア)
2014/11/07 ○1RKO ピーター・オルリック(ハンガリー)
2014/11/21 ○3R棄権 ウラジミール・リハ(チェコ)
2014/12/06 ○5RTKO ライズ・チャイビ(仏)
2015/01/31 ○6R判定 3-0(60-54、60-54、60-54) ルーカス・ヤニク(ポーランド)
2015/04/17 ○1RTKO クリスチャン・サンタ(ハンガリー)
2015/05/15 ○2RTKO フェリペ・デ・ラ・パス・テニエンテ(メキシコ)
■NABF北米ウェルター級ジュニア王座決定戦
2015/06/20 △8R判定 0-1(74-77、75-75、75-75) ハイメ・エレーラ(米)
※NABF北米ウェルター級ジュニア王座獲得失敗
2015/12/04 ○1RTKO テム・トゥオミネン(フィンランド)
2016/01/30 ○8R判定 3-0(78-72、78-72、79-71) アントニオ・ホフマン(独)
■IBFスーパーウェルター級ユース王座決定戦
2016/03/12 ○3RTKO スラダン・ジャンジャニン(ボスニア・ヘルツェゴビナ)
※IBFスーパーウェルター級ユース王座獲得
■IBFスーパーウェルター級ユースタイトルマッチ
2016/05/13 ○9RTKO フェルディナンド・ピルツ(独)
※IBFスーパーウェルター級ユース王座防衛①(のちに返上)
2016/07/07 ○3RTKO ロブソン・アシス(ブラジル)
■IBF北米スーパーウェルター級王座決定戦
2016/10/22 ○1RTKO ジャンク・トロッター(カナダ)
※IBF北米スーパーウェルター級王座獲得
■IBF北米/NABA北米スーパーウェルター級王座決定戦
2017/01/28 ●7RTKO ブランドン・クック(カナダ)
※IBF北米スーパーウェルター級王座陥落
※NABA北米スーパーウェルター級王座獲得失敗
2017/06/17 ○2RKO ダミアン・ミーレビチク(ポーランド)
2017/10/27 ○8RTKO シルベリオ・オルティス(メキシコ)
2017/12/16 ○2RKO ラナルド・タイナー(米)
2018/02/10 ○1RKO ウリエル・ゴンサレス(メキシコ)
■IBOインターナショナルスーパーウェルター級王座決定戦
2018/03/31 ○10RTKO ハイメ・エレーラ(米)
※IBOインターナショナルスーパーウェルター級王座獲得
2018/06/23 ○7RTKO カーソン・ジョーンズ(米)
■WBCフランス語圏ミドル級王座決定戦
2018/10/06 ○3RTKO ヨルダン・バルミール(カナダ)
※WBCフランス語圏ミドル級王座獲得
2018/11/24 ○2RKO ヘスス・アントニオ・グティエレス(メキシコ)
■WBCインターナショナルミドル級王座決定戦
2019/05/02 ○10R判定 2-1(96-93、94-95、96-93) ビタリ・コピレンコ(ウクライナ)
※WBCインターナショナルミドル級王座獲得
2019/09/26 ○1RKO パウル・バレンスエラJr(メキシコ)引用元:ボクシング選手名鑑
通算成績は『30戦28勝(24KO)1敗1分』で、世界ランカーとして申し分の無いレコードを誇っています。
KO率も86%に迫っており、バトラー選手の主戦場としているスーパーウェルター級~ミドル級の中でもかなり高いKO率と言えるでしょう。
私は私の戦いの準備ができています pic.twitter.com/pGGbte8H2g
— Steven Butler (@BangBangButler) December 10, 2019
まだ世界戦の経験は無いですが、21歳以下のボクサーに挑戦権が与えられる「ユース王座」や、北米の「地域王座」、準王座と呼ばれる「インターナショナル王座」の獲得経験も有り、その強さに疑いの余地はありません。
村田諒太VSスティーブン・バトラー 試合の勝敗予想
次に、村田諒太選手とスティーブン・バトラー選手の試合の勝敗を予想していきたいと思います!
先に結論を申し上げますと、私は『村田選手のKO勝ち』を予想します!
村田選手の戦法は、相手によって多少の変化は有りますが、打たれ強さを活かしガードを固め、前へ前へプレッシャーをかけていくスタイルは間違いないでしょう。
反面、バドラー選手のスタイルは動画を確認したところ、非常に好戦的なスタイルで手数も多く、彼の試合は多くのボクシングファンを楽しませてくれるでしょう、巧みにパンチを打ち分け、天性の当て感があるように見受けられます。
しかし、バトラー選手は相手を翻弄するようなステップやディフェンスワークを持ち合わせている様子も無く、打たれ強さも特別秀でている訳では無さそうです。
両者の試合の展望は、バドラー選手が強打を村田選手に打ち込んでいきますが、村田選手がしっかりガードし、自分の得意な距離でボディーや頭にパンチをコツコツ当てていくでしょう。
次第にバドラー選手もダメージが蓄積していって、村田選手がチャンスと見たらパンチをまとめて“KO勝ち”が今回の試合の私の勝敗予想です。
終わりに
野望を持った24歳の若き挑戦者は、試合15日前の12月8日に日本に入るなど、今回の試合に並々ならぬ決意をもって日本の王者に挑んできます。
村田選手陣営としても今回の一戦が、「ゲンナジー・ゴロフキン」などのビッグネームとの試合を目指す為の”前哨戦”だと侮っていると、大きく足元をすくわれかねません。
オリンピックで金メダルを取り、国内では異例のミドル級のベルトを取った日本の英雄と、カナダから野心を持ってやって来るチャレンジャーの一戦は、KO決着必至となるでしょう。
最後まで読んで頂き、誠に有難うございました。
📣村田の初防衛戦が12月23日横浜アリーナで決定。相手はスティーブン・バトラー🥊。アンダーカードは拳四朗対アルバラード、IBF世界フライ級王者ムラザネに八重樫が挑む。https://t.co/hNwWRtcbWR
— in44y.com (@in44y1) October 16, 2019