格闘技

那須川天心と江幡塁はどっちが強い!?大晦日の試合を予想してみた!

那須川天心 江幡塁

日本の格闘技の祭典である大晦日の、那須川天心選手の対戦相手が、まさか江幡塁選手になるなんて一体誰が予想できたでしょうか!?

会見では榊原RIZIN CEOが江幡塁選手に関して「実は日本に天心を倒せる可能性がある選手がいたことをお伝えしたい」というコメントを残しましたが、その言葉に嘘偽りはありません!

今回は、日本格闘技界の至宝である那須川天心と、最強のチャレンジャーである江幡塁の両選手はどちらが強いか予想していきたいと思います!

格闘技好きな筆者である私が、何年も前から両選手を追い続けてきた上で予想していきますので、是非読んで下さいね!



那須川天心 江幡塁 どっちが強い?

早速ですが、那須川天心選手、江幡塁選手はどっちが強いか、選手それぞれの強みを分析しつつ検証していきたいと思います!

那須川天心の強み

那須川選手の強みは、世界最高レベルの『スピード』、『攻撃の当て感』、『ディフェンス能力』、『カウンター技術』、そして『パンチ・キック・膝蹴り』全てが一撃でKOを奪うことが出来る程の威力を秘め、

弱冠21歳にしてキックボクサーとして既に世界最高峰であると言っても過言ではありません。

また、那須川選手の強さを証明するエピソードとして、立ち技世界最強と言われるタイ国のムエタイ現役王者を相手に何度も勝利している事があげられます。

↑ムエタイの王者相手に漫画の様な衝撃的なKOを決めた一戦!

↑過去に激闘を繰り広げたムエタイ王者と2回目の対戦!

他にも那須川選手はボクシングの世界王者や著名なジムのトレーナー達、世界一の総合格闘技団体であるUFCからオファーを受けたりとなど、キックボクシング以外の格闘技から最高の評価を受け、勧誘される程の才能と実力を持ち合わせています!

ここまで那須川天心選手の強みを挙げてきましたが、総じて言えるのは21歳という若い年齢からこれからも成長する事が見込まれ、尚且つ世界的に見ても既に最強クラスのキックボクサーであると言えることです!

江幡塁の強み

江幡塁選手は那須川選手と比べ、世間への知名度が見劣ってしまう感は否めないのですが、榊原RIZIN CEOが会見で話した通り、『那須川天心を倒せる可能性のある選手』である事は間違いありません。

(江幡選手の戦績やプロフィールは、別記事にて詳しく書かせて頂きました→江幡塁の戦績や詳しいプロフィールを紹介!双子揃って日本一強い!?)

その証拠に、国内のキックボクシングルール最強を決めると言っても過言ではない『KING OF KNOCK OUT 初代スーパーバンタム級王座決定1DAYトーナメント』を優勝し、最早国内では”敵無し”状態であると言えます。

江幡選手は、”打倒ムエタイ”を掲げ35年以上の長い歴史を持つ『新日本キックボクシング協会』に所属し、基本に忠実な戦い方をする選手であり、

パンチだけでも高度なボクシング技術を持ち合わせ、ボディー、顔面と多才なコンビネーションで打ち分け、キックにおいてもハイキック、ローキック、膝蹴りとあらゆる蹴り技でKOを奪うことが出来るコンプリートファイターです!

そんな江幡塁選手の特筆すべき強みとして、“サウスポーに強い”ことが挙げられます!

江幡選手は、那須川選手を除けば恐らく日本最速のサウスポースタイルのキックボクサー”小笠原瑛作”選手に二度に渡り勝利を挙げ、サウスポーに対して苦手意識を一切持っていません!

また、江幡選手は那須川選手の『33戦33勝0敗』パーフェクトレコードに隠れがちではありますが、プロキャリア12年の中で『45戦39勝3敗3分』と、称賛されるべき戦績を誇っています。

また、その対戦相手がトップクラスの選手との試合が多く、とりわけ打倒ムエタイを目指す傍ら対戦相手の半分以上が本場タイ人の強豪ばかりと、潜った修羅場の数では決して那須川選手に後れをとりません!

↑スーパーバンタム級頂上対決と銘打たれた小笠原瑛作選手との一戦

↑『KING OF KNOCK OUT 初代スーパーバンタム級王座決定1DAYトーナメント』の決勝戦、相手は奇しくも小笠原瑛作選手との再戦となりました。



那須川天心 江幡塁 どっちが強い? 強さを比較する

次に過去の試合映像、戦績等を分析し、那須川選手、江幡選手の強さを各項目ごとに比較してみましょう。

スピード  那須川天心≫江幡塁
パワー   那須川天心≫江幡塁
テクニック 那須川天心=江幡塁
スタミナ  那須川天心≪江幡塁
経験    那須川天心≪江幡塁

やはりスピードに関しては那須川選手に一律の長があります、しかし、江幡選手は決して那須川選手を捉えきれないわけではありません!

パワーに関してもKO率から物語る通り、こちらに関しても那須川選手に軍配が上がるでしょう、純粋な筋力という訳では無く、相手を一撃で仕留める瞬発力は那須川選手が上です。

テクニックに関しては甲乙付けられません、もしかしたら、パンチ、キックを組み合わせた攻撃のコンビネーションだったら江幡選手の方が上かもしれません。

スタミナに関しては5Rの経験が多い江幡選手が有利でしょう、しかし今回は3R+延長1Rなので、勝敗に影響するするようなスタミナの差は無いと言えるでしょう。

経験に関してはキャリアの長さから江幡選手有利と見ました、しかし大舞台の経験は那須川選手の方が上と言えますが、近年プレッシャーからか動きが固い時も見られます。



那須川天心 江幡塁 勝敗予想!

次に、那須川選手、江幡選手両選手どちらが勝つか、試合展開を想像しながらズバリ予想していきたいと思います!

予想される試合展開

那須川選手は普段と変わらず、ステップを踏みつつ相手にプレッシャーをかけ、相手の隙をみつつ日本刀で斬り捨てるかのような一撃必殺のパンチやキックを繰り出していくでしょう。

江幡選手は基本に忠実にガードを上げ左ジャブを突き、サウスポーに対してローを蹴りつつ前へ前へコンビネーション放っていくでしょう。

試合中、那須川選手は江幡選手に対しボディーへの攻撃で崩しつつも一撃必殺の技を出し続けますが、江幡選手が中々崩れず、明確なダメージを与える機会が中々無い、もしくは江幡選手は耐え続けるでしょう。

そして江幡選手が那須川選手の猛攻に耐えつつも前に出て、数多の強豪を下してきたボディー打ちや右ストレート、ミドルキックで攻める展開になると思います。

正直、那須川選手は江幡選手相手に動きが止まるようなことがあれば危険でしょう。
那須川選手からしたら、相手が江幡選手と言えど如何に普段通りの戦い方が出来るかが勝利のカギだと思います。

江幡選手からしたら今までに経験した事の無い、タイ人の強豪でもいなかったかのような、スピード、プレッシャー、一撃必殺の攻撃に耐え、前に出て自分の攻撃を出せるかが勝負だと思います。

ズバリ勝敗予想!

勝敗は、ズバリ那須川天心選手に軍配が上がると思います。

それには様々な理由があるのですが、今回のRIZINでの一戦は3R+延長1Rで、那須川選手有利な肘での攻撃無し、首相撲制限ルールであることが一番の理由だと言えます。

江幡選手のキャリアは肘打ち有り、首相撲有りの本場キックボクシング、ムエタイルールが殆どであり、肘無しルールは10年以上前のK-1甲子園での一戦まで遡ります。

また、致命打は無いにしても3ラウンド通して効果的な攻撃は那須川選手の多く、試合の見栄えとして那須川選手に判定でポイントが入ると思います。

繰り返しになりますが、“那須川天心VS江幡塁は那須川天心の3R判定勝ち”だと予想します。

しかし何年も前から江幡選手の試合を追い続けているものとしては、本人が納得した上で今回の試合を受けたと思いますが、願わくば江幡選手が普段闘っている5R肘打ち、首相撲有りのルールで再戦して欲しいものです!

那須川天心VS江幡塁 終わりに

キックボクシング界の”神童”那須川天心と、”伝統の継承者”江幡塁の大晦日の一戦は、那須川天心の方が強く、判定勝ちと予想しました。

しかし勝敗はどうあれ、日本には那須川天心の他に、『江幡塁』という、強いキックボクサーがいる事を世間に認知いてほしいです!

日本が誇る強いキックボクサー二人の試合を楽しみにしつつ、大晦日のRIZINを待ちましょう!

最後まで読んで頂き、有難うございました。